【脱フュージョン】 「ネガティブ感情連鎖を止める」1つの方法を紹介

介護現場スキル
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介護現場でストレスを減らしたい人

介護の仕事って楽しいんだけど、同僚との人間関係で悩むんだよなぁ。相手の一言とか気にしちゃうし、ネガティブな感情との上手な向き合い方ってあるのかな??

感情に振り回されるのは疲れるものね。

ネガティブ思考の連鎖を止める方法を知りたいわ…

こういった疑問に答えます

 

☑本記事のテーマ

●脱フュージョン【○○という考え】テクニック
科学的に正しい感情との向き合い方で【ネガティブ感情のマイナス連鎖を止める】具体的な方法

 

☑記事の信頼性

この記事を書いているのはこういう者です

●30歳で法人内最大規模の事業所の主任となるが、ネガティブな出来事の連続で、約1年間、無気力になる日々を経験
●年間約1000時間ペースでライフハック(仕事術・生活術)関係の情報収集
●数ヶ月後には、多職種全員参加の「より良い職場作り」プロジェクトのリーダーとして牽引するまでに変貌し、後輩から「メンタル最強すね」と言われる

 

☑読者さんへの前置き

この記事を読むことで

●【脱フュージョンテクニック】とは何か
●【ネガティブ感情のマイナス連鎖を止める】具体的な方法

について具体例や根拠を踏まえて知ることができます

 

なお本記事は書籍【超ストレス解消法】などの著者・【鈴木祐】さんによる情報を参考にさせて頂いています
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脱フュージョンとはネガティブな思考と自分を切り離すためのもの

脱フュージョンとは、近年の心理療法で広く使われるようになったテクニックです

ネガティブな思考と自分を切り離して

●否定的な感情に巻き込まれないようにするために使われるもの

だそうです

 

ちなみに前提として、感情との正しい向き合い方について【感情とはコントロールすることは不可能で、受容するもの】ということを理解しておけると、【脱フュージョン】についてより分かりやすくなります

これについては、前回の記事で詳しく書いているので、気になる方はご参照ください

【ネガティブ感情に振り回されない】ための【誰でもできる】感情との向き合い方 | アギトの主任ブログ (syakuresyunin.com)

 

話を戻すと

例えば、仕事で失敗した時に「自分はダメな奴だ…」と考えてしまった場合、ここで何も手を打たなければ

「次も失敗するかもしれない」⇒「もう何かに挑戦するのはやめよう」

などと、ネガティブな行動が悪化していきかねませんよね

 

このようなマイナスの連鎖を止めて、自分のネガティブな思考を客観的に見つめ直すのが【脱フュージョン】であり、その具体的な方法が【脱フュージョンテクニック】です

 

脱フュージョンテクニック??

なんとなく分かったけど、イマイチわかりにくいわね

だと思います(笑)

ということで実際のテクニックで最も効果の高いものを厳選して1つだけ紹介します

 

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脱フュージョンテクニック:【○○という考え】テクニック

【○○という考え】テクニックとは、最も基本的で使い勝手が良いテクニックです

 

具体的な手順としては

①感覚のチェック

「自分は無能だ」や「自分はダメな奴だ」と思ったら、そのフレーズを小さな声で口に出してみて、自分の中にどんな感覚が生まれているかをチェック

●「胸がムズムズする」や「後頭部がズッシリ重い」など、身体の感覚に気を配るとよい

②「私は○○という考えを持っている」を付け加える

再びネガティブなフレーズを頭の中で繰り返しながら、その前後に

私は○○という考えを持っている」

と付け加えてみる

【私は「自分は無能だ…」という考えを持っている】

【私は「自分はダメな奴だ…」という考えを持っている】

のように付け加えて5~6回ほどリピートします

この方法を何度か使うと、一気にネガティブな思考と距離を取れるようになり、嫌な感情やマイナスな連鎖に巻き込まれにくくなります

 

たったそれだけでネガティブな思考と距離を取れるの??

結論、取れます

何故かというと

【私は「自分がダメな奴だ…」という考えを持っている】

と言い換えることによって、「自分がダメな奴」というわけではなくて「自分がダメな奴だと【考えている】だけ」ということに気付けるようになるからです

これは、私たちが本来なら「自分は○○だ」と考えているだけなのに、いつの間にか

「自分=○○」

という等式を思い浮かべてしまうからです

例えば、「自分はダメな奴だ」であれば、そう考えただけなのに「自分=ダメな奴」になってしまっているということです

なので、あえて

【私は「自分がダメな奴だ…」という考えを持っている】

と言い換えることによって、距離を取って客観的に見ることが可能となり、ネガティブな思考やマイナスの連鎖に巻き込まれにくくなるということです

さらに、これは自分が思った時だけでなく、相手からネガティブなことを言われた時にも活用できます

 

③相手からネガティブなことを言われた場合

例えば、相手から

「お前って本当にダメだよね」や「お前って本当にヒドイ奴だよね」

と言われたとします

こういう時に「自分はダメな奴なんだ…」「自分ってヒドイんだ…」と考えたり、自分を責めてしまうことってありますよね??

このネガティブな思考も切ったり、距離を取ることが可能となります

 

そんなヒドイこと言われて距離なんか取れるの??

いや、私だったら絶対無理よ

結論、このテクニックを使うと、これも距離を取ることができるんです

どうするかというと

「あの人は○○だと思っている」

という風に言い換えてしまえば良いんです

例えば、【あの人は「私をダメな奴だ」と思っている】という感じです

こうすることで

「私=ダメな奴」ではなく「あの人がダメな奴だと思っているだけ」

つまり「それってアナタの感想ですよね??」「実際自分がダメな奴というわけではない」ということに気付けるのです

 

いや確かにそうかもしれないけど、ダメな奴だと思われていることもイヤだよ~

そうよ。もしそれを他の人に言いふらされて、色んな人から「ダメな奴」と思われることだって心配よ

そう言いたくなる方もいるんじゃないでしょうか??

正直、自分もそう思いました

言いふらされて他の人からも「ダメな奴」と思われる心配に関しては、【という考えテクニック】と一緒で

【自分は「心配をしている」という考えを持っている】だけ

となり、実際に言いふらされているわけでもなければ、言いふらされたとしてもその人が「ダメな奴だ」とは思わないかもしれません

なので、距離を取ることで「起きてもいない事実を心配することが無駄なこと」に気付きやすくなります

 

ただ、実際相手から言われた事実や相手から思われている事実に関しては

「相手が思っているだけのことには気にしない」

という更に別の考え方が必要になると思います

 

いわゆるアドラー心理学の

【課題の分離】

です

 

この考え方も身に付けられると、相手から言われたことや相手が思っているネガティブなことにも距離を取ることが可能となり、マイナスな連鎖を断ち切れるようになります

【課題の分離】については以下の記事で詳しく紹介していますので、是非ともご参照ください

「嫌われる勇気」の【課題の分離】を簡単解説 【対人トラブルに巻き込まれなくなる方法】 | アギトの主任ブログ (syakuresyunin.com)

 

 

まずは、自分が感じたネガティブ思考について、【という考えテクニック】を試してみましょう

 

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まとめ

脱フュージョンとは

●ネガティブな思考と自分を切り離したり、否定的な感情に巻き込まれないようにするために使われるもの

 

脱フュージョンテクニック:【○○という考え】テクニック

最も基本的で使い勝手が良いテクニック
①感覚のチェック
②「私は○○という考えを持っている」を付け加える
※相手からネガティブなことを言われた場合:「あの人は○○だと思っている」という風に言い換える

次回の記事では、感情からくる行動をコントロールするためのより具体的な方法について紹介したいと思います

 

ということで

この記事を読んで

 

ネガティブな思考と自分を切り離すことを【脱フュージョン】っていうんだね

具体的な方法として【という考えテクニック】を使ってみるわ

と少しでも考え方の参考になってくれれば嬉しいです

 

本記事で参照した内容の他【超ストレス解消法~鈴木祐~】には、ストレスを激減させるためのとっても為になる内容が書かれています

実際、私アギトの職場でもこの内容を活用し、メンタルが不安定で年間10日以上当日欠勤していた方が、今では1.2日程度になるまで改善しました

 

また、自分自身も職場でのネガティブな出来事を過度に意識しすぎることが無くなり、とってもメンタルが安定しました

気になる方は是非チェックしてみて下さい

 

【という考えテクニック】については、鈴木祐さんの他の情報からも参照しており、超ストレス解消法では【と思った法】として紹介されています

 

それでは

自分次第では現場は輝く☆

~I’m proud to spend time with you~

やるぞ、やるぞ、やるぞーーー 


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