仕事を辞めたい介護士のストレス解消に役立つ考え方~主体的である~

介護現場スキル
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介護現場でのストレスに悩む人

介護の現場って無茶な要求をされたり、理不尽なことを言われたりでストレス溜まるんだよなぁ

ストレスを減らしたり、気持ち良く働けるような役に立つ考え方ってないのかしら…

こういった疑問に答えます

 

☑本記事のテーマ

「主体的である~7つの習慣~」
私アギトが【影響を及ぼせる事柄にだけ目を向けて行動すること】によって、余計なストレスが半減し、後輩から「メンタル強すぎ」と言われた考え方

 

☑記事の信頼性

この記事を書いているのはこういう者です

●30歳で法人内最大規模の事業所の男性主任に任命
●職場でのネガティブな出来事の連続で、約1年間、無気力になる日々を経験
●書籍「7つの習慣」や「嫌われる勇気」を元に、前向きな考え方の整理ができるようになった
●3ヶ月後には、多職種全員参加の「より良い職場作り」プロジェクトの
リーダーとして牽引するまでに変貌

 

☑読者さんへの前置き

この記事を読むことで

●「主体的である~7つの習慣~」【影響を及ぼせる事柄にだけ目を向けて行動すること】とは??
●見方を変えることで、余計なストレスを半減させ、気持ちよく働く方法

について知ることができます

 

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「7つの習慣」の【主体的である】とは

介護施設で働くときだけでなく、人生においても役立つ考え方として、最も勧めるのは書籍「7つの習慣」の「①主体的である」です

 

この理由の詳細については、私アギトのブログ記事でも説明していますので、そちらをご覧ください

ストレスフルな福祉現場で誰でも【自由を手に入れる】考え方【主体的である】 | アギトの主任ブログ (syakuresyunin.com)

 

理由を簡単に言うと、以下の2つで

①職場に行きたくないとネガティブに捉えていた私アギト自身を超絶ポジティブ人間に変えたから⇒物事を整理して捉えられるようになった
②「7つの習慣」は発行部数世界3000万部超えのキングオブ自己啓発本であり、その第1の習慣とされ社会的信頼度も高いから

 

また、主体的であるのポイントは2つだと考えていて

①いかなる状況・場面でも、自分の行動は自分で選択できる
②影響を及ぼせる事柄にだけ目を向けて行動すること

以上です

 

①いかなる状況・場面でも、自分の行動は自分で選択できる

これも簡単に言うと

どんなに理不尽なことであっても、それをどう受け取り、考え、行動するかを決定するまでには隙間があり、最後は自分自身で選択している

ということです

 

こう聞くと

 

いやいや、理不尽なことをされたら、頭に来るのは当然でしょ

自分自身で選択しているんじゃなくて、相手のせいよ

そう言いたくなる方もいるかもしれません

これについても、詳しくは、先述した過去の記事で解説しているので、ご参照ください

ストレスフルな福祉現場で誰でも【自由を手に入れる】考え方【主体的である】 | アギトの主任ブログ (syakuresyunin.com)

 

ということで、今回は「主体的である」の2つ目のポイントの

 

影響を及ぼせる事柄にだけ目を向けて行動すること

について、解説していきたいと思います

 

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「影響を及ぼせる事柄にだけ目を向けて行動すること」とは??

結論、「雨が降るなら傘をさせばいい」

ということです

 

へ??当たり前じゃん、そんなこと…

っていうより、そんな普通の事と役立つ考え方とが何か関係あるの??

と思われたかもしれません

 

なぜ、こんな当たり前のことを言うかというと、人間関係やストレスに悩む人の中には、雨が降っていることに対して傘をさすのではなく

 

「なんで雨なんだよ。最悪だ」
「雨止まないかなぁ」

と嘆いたまま立ち尽くしていることがよくあるからです

 

極端に言うと、雨の止ませ方を探してると言っても良いくらいです

 

なぜかというと、物事には

●【天気】のように「自分ではコントロールできないこと」
●【傘をさすこと】のように「自分でコントロールできること」

以上の2つに大きく分けられると言われています

 

つまり、この「傘をさす」のように【自分でコントロールできることにだけ目を向けて行動すること】が「主体的である」のポイントだとされています

 

これを考える上では、自分の時間やエネルギーを何にかけているかに目を向けてみると良いそうです

 

皆さんは普段何に時間やエネルギーをかけていますか??
仕事、家庭、趣味、健康、将来などなど
心配することや興味あることまで様々な関心事を持っていると思います

 

この関心事に、目を向けてみると、その中でも

①自分でコントロールできるもの
②自分でコントロールできないもの

以上に分けられることに気が付きます

 

「自分でコントロールできること」と「自分ではコントロールできないこと」を分けて考える

コントロールできることとできないこと??

例えば先ほどの天気の話が一例です
天気は自分でコントロール出来ません
コントロールできるのは、傘をさすなどの自分自身の行動です

 

介護現場ではどうでしょう??

 

例えば、毎日毎日、何度もコールを呼ぶ利用者さんに対して、皆さんがストレスを感じているとします
介護現場あるあるですよね
【プライベートでもナースコールのメロディが聞こえること】ぐらいあるあるだと思います

 

これでいくと、利用者さんが何度も呼ぶということはこちらでコントロールできるでしょうか??

 

もしかしたら大声で怒鳴ったり、強い言い方をすれば、相手に恐怖を与えることで繰り返すことをやめるかもしれません

 

しかし、もちろんそれは、虐待にあたる可能性も高く、何よりその原因は認知症や障害からくるものであり、1度は収まっても、何度も繰り返す可能性もあります

 

そもそも繰り返すからこそ、ストレスを感じているのだと思います
そういう意味では、利用者さんが何度も呼ぶということについて、瞬間的には

こちら側ではコントロール出来ないこと

と考える方が良さそうです

 

逆に、こちらでコントロールできることとしてはどうでしょう??
そう言われると

 

コントロールできること??相手の行動が変わるわけでもないし、それでも職員はやらなきゃいけないこともあるし、できることなんてないでしょ

と言いたくなる方もいるかもしれません

 

自分も未だに

「ここコールセンターか」

ってくらいナースコールが鳴り響く日々を経験しているので、その気持ちは分かります

 

ただ、主体的であるの1つ目のポイントでもお伝えしたように、考え方を整理すると、いかなる状況・場面でも、自分のできることが見えてきます

 

例えば、ストレスは感じるとしても、自分の行動や考え方次第で、その量をコントロールすることができます

 

なんなら、正しく受け止められることで、プラスの力に変えることさえもできます

 

ストレスがプラス??そんな美味しい話あるわけないね。センターへのファールフライくらいあり得ないよ

この人の「例え」最高…におもしろくない。くりぃむ上田の見すぎ

これに関しては、次回以降で詳しくお伝えしたいと思いますが、ストレスとはネガティブなイメージがありますが

科学的には、必要なものであり、押さえつけるのではなく、正しく受け止めることで、エネルギーにも変えられる

とされています

 

いずれにしても、ストレスの量をコントロールすることは可能ということです

 

例えば、見方を変える、という方法が挙げられます

 

何度もコールで呼ぶ利用者さんに対して、ストレスを感じるのは何故でしょうか??

 

●何度も呼ぶことで他の業務が進まないから
●こんなに大変なのに何度も呼ぶから

など理由は色々あると思います

 

他の業務が進まないことに関しては、すぐにできることやこちら側でコントロールできることは難しいかもしれません

 

呼ばれているのに行かないわけには行きませんもんね

 

でも、2つ目の「こんなに大変なのに何度も呼ぶから」について

そもそも、利用者さんは

「あなたが大変」ということを理解した上で呼んでいるのでしょうか??

 

大抵の場合、相手の疾病や障害が原因で、職員の大変さに関しては、理解が困難なことが多いのではないでしょうか??

まぁそうっちゃそうだけど…

 

つまり、頭では「利用者さんは職員の大変さについての理解は困難」だと分かっていても、慌ただしい現場では、ついつい感情的になってしまい

【なんでこんなに大変なのに】何度も呼ぶの??

という思考に至ってしまうのだと思います

 

そうだよ!だから大変で困ってるんじゃん

もう困りすぎて、「右に左折して」って言われたとき位困ってるんだから

これもとても共感できます(例えツッコミ以外)

「冷静に考えると理解できるが、大変な現場では感情的になってしまう」

こういった思考について、個人的には、書籍「超ストレス解消法」「思考のアンバランス」についても考えることをおススメしています

 

思考のアンバランスについて考える

思考のアンバランスとは
●ストレスの根本原因の一つ
●考え方や物の見方に偏りがあること
●これに対する最適な行動は、思考や感情にとらわれるのではなく、客観的な事実のみを受け止め、それに対する再発の防止に努めること

と言われています

 

つまり、先ほどのコールが多い利用者さんに当てはめて考えると

●思考や感情
⇒大変だから何度も呼ばずに待ってほしい
●事実
⇒利用者さんは認知症や障害で職員が大変だということが理解することが困難である
●再発の防止
⇒「疾病や障害が原因である」と見方を整理し、【自分が大変な状況】と【何度も呼ぶこと】は無関係であり、時間とエネルギーを消費しすぎないように冷静に対応する

 

これにより「大変なのに何で何度も!!」という感情のエネルギー消費について、例え少しだとしても、コントロールできるのではないでしょうか

 

いやいやそうは言っても、繰り返し繰り返し何度も呼ばれたら仕事にもならないし、どれだけ冷静を装っても頻度が多ければ、疲弊しちゃうよ

これに関しても、自分も現場で働く身として、気持ちは痛いほど分かります
もちろん体制的な見直しなど根本的な解決策は必要です

 

でもそれが簡単にできないのが今の介護現場だとも思います。

だからこそ、個人レベルでも、過度にストレスを感じすぎないように正しく受け止めるスキルを身に付けることが重要なのだと思います。

 

そして、そのために、思考や感情だけに左右されず、コントロールできるものとできないものなど、「事実をしっかりと見極めること」が大切です

先述した「超ストレス解消法」でも、「思考のアンバランス」について

●脳の癖のように長年で身に付いたもののため、特効薬はない
●それだけに様々なテクニックで、根気強く修正することで成功した時の効果は絶大

と書かれています

 

是非、1度、日々の介護現場や生活の場面を振り返り、全てを一緒くたに考えるのではなく

①自分でコントールできること
②自分ではコントロールできないこと

に切り分けて考え、

 

①感情と事実を整理する
②「自分のコントロールできること」にだけ目を向けて行動をする
③「コントロールできないことについては整理して受け止める」

という考え方を役立てて頂ければと思います

この考え方ができるようになると、利用者さんへの対応だけでなく

●理不尽な上司や気の合わない同僚との人間関係

●日々多忙な中での煩雑な業務への向き合い方

など、様々な場面でストレスの軽減に繋がるはずです

 

また、繰り返しにはなりますが、コントロールできないことに直面した際など、ストレスについて

 

●ネガティブな面だけではない
●私たちのモチベーションを上げ、行動するときの手助けをしてくれるもの

だと言われています

ただただ「受け止めろ」と言われると、辛く苦しいものに聞こえるかもしれませんが、ストレスの必要性やメリットに気付けるだけで、考え方がきっと好転するはずです

 

それに関しての、詳しい解説や介護現場での活用方法も次回以降でお伝えしたいと思います

 

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まとめ

ストレスを減らしたり、役立つ考え方とは「7つの習慣」の【主体的である】とは

ポイントは2つで

①いかなる状況・場面でも、自分の行動は自分で選択できる
②影響を及ぼせる事柄にだけ目を向けて行動すること

 

「影響を及ぼせる事柄にだけ目を向けて行動すること」とは??

●自分で「コントロールできること」と「コントロールできないこと」を分けて考える
●コントロールできることとして、自分の行動のような「見方を変える」が挙げられる
●思考のアンバランスを元に感情と事実を整理し
①「自分のコントロールできること」にだけ目を向けて行動をする
②「コントロールできないこと」については整理して受け止める

 

ということで

この記事を読んで

物事の中で、自分で「コントロールできること」と「コントロールできないこと」に分けて考えるんだね

「事実」と「感情」も分けて考えることで、【自分でコントロールできること】だけに注力すればいいのね

と少しでも考え方の参考になってくれれば嬉しいです

 

それでは

自分次第では現場は輝く☆

~I’m proud to spend time with you~

やるぞ、やるぞ、やるぞーーー 





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